シミ取り レーザーの料金・費用はどれくらい?

シミ取り レーザー 費用はどれくらい

シミは一度できるとなかなか消えない、とても厄介なものです。
美白化粧品などを使っても改善しない場合には、クリニックで治療を受けてみませんか?

クリニックではシミ取りレーザーを使い、根本的な原因を改善することが可能です。
ただ、どのくらいの費用がかかるのか気になる方は多いでしょう。
クリニックによって料金差があるので、今回はシミ取りレーザーの料金相場をご紹介しましょう。

Contents

シミ取りレーザーで本当にシミは取れる?

レーザーで本当にシミが取れるのか心配だと思う方は多く見られます。
一般的にレーザーは光で患部を切るものですが、シミ取りレーザーの場合はそれとは性質が少し異なります。

シミ取りレーザーの場合、黒や茶色のメラニン色素だけに反応する光を患部に当て、発生する熱でメラニン色素の細胞を破壊します。
メラニン色素細胞にだけ影響を与えるので、肌が傷つく心配はなく綺麗に消すことが可能であり、シミの原因となるメラニン色素細胞を壊せるので、根本的な改善につながります。

メラノサイト

メラニン色素細胞に作用するだけなので、メラニンの増殖に関わるメラノサイトが消えるわけではないので、スキンケアを怠ると再発する恐れがあることを理解しておきましょう。

シミ取りレーザーの費用はどのくらい?

クリニックでシミ取りレーザーを受ける場合、費用はどのくらいするのでしょうか?

シミ取りレーザーにも色々な種類があり、クリニックによって使用する機器は異なります。
使用するシミ取りレーザー機器によっても費用は変わってくるので、レーザーの特徴や料金の平均相場をご紹介しましょう。

レーザートーニング

料金相場:1回あたり平均30,000~40,000円

レーザートーニングは出力が弱いレーザーですが、左右対称にできる肝斑と呼ばれるシミ取りに効果を発揮してくれます。
肝斑の場合、通常のレーザーだと悪化する恐れがありますが、低出力のレーザートーニングなら悪化させずにシミ取りが可能です。
肌のくすみや軽い色素沈着の改善効果もあり、パワーが弱いので痛みも感じにくいレーザーです。

YAGレーザー

料金相場:1cm×1cmで約30,000円

波長が長いため真皮まで届き、濃いシミ取りに効果的なレーザーです。
濃さだけではなく大きさもと問わないので、広範囲に渡るシミ取りも難なく改善できます。

効果を発揮してくれるシミの種類は老人性色素班やそばかす、脂漏性角化症、太田母斑など多岐に渡ります。
YAGレーザーの場合、1cm四方で単価が設定されていることが多く、その相場は3万円と高めです。
基本的に1回の照射で改善できるので、回数を最低限に抑えられる点が大きなメリットと言えます。

Qスイッチヤグレーザー

料金相場:1cm×1cmで約10,000~15,000円

レーザートーニング同様に肝斑の改善に効果を発揮してくれるレーザーです。
出力が弱いので肌にダメージを与えにくく、肝斑や日焼けによる軽いシミ、そばかすの改善に最適です。
こちらも1cm四方で料金が設定されているケースが多く、同じYAGレーザーに比べて相場は安めです。

Qスイッチアレキサンドライトレーザー

料金相場:1cm×1cmで約10,000円

アレキサンドライトという宝石を使い、波長を発生させているレーザーです。
老人性色素班や脂漏性角化症、ソバカス、太田母斑(黒アザ)などに効果があります。
このレーザーにはコラーゲンの生成を促す効果や開いた毛穴を引き締める効果があり、シミ取りと同時に美肌効果に期待できる特徴を持ちます。

 

Qスイッチルビーレーザー

料金相場:1cm×1cmで約10,000~15,000円

Qスイッチルビーレーザーは色の濃いシミ取りの効果が高いレーザーです。
このレーザーはメラニンの吸収性に優れており、シミ取りレーザーとしてはYAGレーザーよりも効率が良いとされています。
1度の照射ではシミ取りは完了しないので、目安ですが3~5回の照射が必要です。
痛みは少なく、感じてもゴムで肌を弾いたような痛みで済みます。

炭酸ガスレーザー

料金相場:9mm×9mm以下で4,500~5,000円

CO2ガスレーザーとも呼ばれており、水に反応する光でシミ取りをしていくレーザーです。
照射すると細胞内に含まれる水分に反応して熱が発生し、その熱により水分が蒸散して皮膚を削るという仕組みです。

この性質から盛り上がったシミや脂漏性角化症によるイボ、ホクロの除去に効果があります。
メスに比べて傷跡を残さず、早く完治できることがメリットです。
他のレーザーと比べて痛みを伴いますが、施術中は局部麻酔をするので痛みを感じる心配はありません。
なお、大きなシミやイボでは利用できない場合があるので注意しましょう。

フォトフェイシャル

料金相場:1回あたり10,000~20,000円

正確にはレーザーの一種ではありませんが、最近はクリニックでも導入が増えているので特徴をご紹介しましょう。
フォトフェイシャルはIPLと呼ばれる光を利用しています。

IPLが照射されると真皮の細胞が熱の影響で活発化し、コラーゲンやヒアルロン酸の生成が促され、肌本来のバランスが整います。
肌の環境が良くなる肌にハリが生まれ、ターンオーバーのサイクルも良くなるので軽いシミやそばかすの改善につながります。

レーザーに比べて出力が弱く、細胞を破壊する方法ではないのでエステサロンでも導入されています。
ただし、レーザーに比べて即効性がないので何度も通う必要があり、継続しないと効果が得られない点がデメリットです。
特に濃いシミとなると通常よりも回数が多くなり、費用がかさむ可能性があります。

スキンケアとシミ取りレーザーは費用的にどっちがお得?

シミ取りレーザーは1度で必ず改善できるわけではなく、範囲や濃さによっては何度も照射しなければなりません。
料金相場を見ると万単位での料金となるので、何度も照射が必要となるとそれなりに高い費用が必要となります。

できれば費用を抑えてシミ取りをしたいと思う方は多いでしょう。
安価でシミを改善する方法としては、美白化粧品を使ってスキンケアで地道に改善していく方法があります。

スキンケアでシミ取りする場合の月相場

シミ取り コスメ

化粧品によって金額は変わりますが、リーズナブルな美白化粧水なら1,000円前後で購入できます。
ブランドものなど高い価格帯となれば1万円以上もする美白化粧水もありますが、シミやくすみに悩む人を中心に人気です。

化粧水だけでシミ取りケアをする場合、1ヶ月あたりの費用は約1,000~10,000円が相場となります。
スキンケアでは保湿も重要なので、美容液や乳液なども合わせて使う必要があります。

そのため、化粧水と美容液または乳液でシミ取りケアをする場合、1ヶ月あたりの費用は約3,000~25,000円の相場となるでしょう。
シミ取りレーザーの場合は1回あたりで数万円となるので、スキンケアの方が圧倒的に安価です。

総額の違い

シミ取りレーザーの場合、完治まで平均で6ヶ月かかります。
例えば、1回あたり30,000円のシミ取りレーザーを週4週間のペースで5~6回照射した場合、総額150,000~180,000円でシミを改善できます。
スキンケアの場合、月10,000円であれば約6ヶ月で60,000円となるのでレーザーに比べてかなり安いことが分かるでしょう。

ただし、スキンケアでのシミ取りは即効性に欠けるので、濃いシミとなれば半年や1年で簡単に取れるものではありません。
スキンケアで月10,000円の費用をかけていた場合、1年にすれば12万円の費用がかかることになります。

これが数年に渡れば、シミ取りレーザーを半年受けた時の料金を圧倒的に上回ることになります。
シミ取りレーザーは完治にかかるまでの費用は高くつきますが、スキンケアは完治により時間がかかるので、総額で考えるとクリニックでの治療の方が費用を抑えられると言えます。

スキンケアだけで完治は難しい

シミには様々な種類があり、スキンケアでは改善が難しい場合があります。
また、美白化粧品にはシミに作用するものと、シミを予防するものがあり、市販の化粧品はシミ予防に特化した商品が多いです。
そのため、実はシミ取りのケアになっていないことがあります。

最近は美白効果の高さから「ハイドロキノン」という成分が配合された化粧品が人気です。
肌の漂白剤と言われるほどシミ対して効果の高い成分ですが、肌への刺激が強く乾燥やかぶれ、かゆみ、色素沈着などの肌トラブルを招くリスクもあるので扱いに注意が必要です。
スキンケアでのシミ取りは限界があるので、取れないシミはレーザー治療で改善が望ましいと言えます。

シミ取りレーザーの料金はレーザーの種類によって変わってきます。
料金だけではなく効果や回数も異なるので、自分にはどのレーザーが合うのか様々な側面から考えて選ぶようにしましょう。
自分一人では判断が難しいので、まずはクリニックでカウンセリングを受けて、最適な治療プランを提案してもらうことをおすすめします。

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